ヒノキの木が好きな人は、比較的多いようです。
ヒノキが持つ抗菌性や香りが魅力なのでしょうか

台所やお風呂場など水回りシーンに良く使われます。
まな板やヒノキ風呂や桶など

  水蒸気に満たされた状態で180℃まで
加熱しながら圧縮しますと、
     ヒノキ効果が著しく向上します。

    その主な圧縮効果をご紹介します。

抗菌性
◇ ヒノキの樹液成分の一つにテルペン類があり、この揮発性の油が空気と接してヒノキの香りを立たせます。また、含有成分であるセスキテルペン類は、ブドウ球菌、ダニや白蟻を殺す働きがあります。
◇ このヒノキ材を約半分の高さに圧縮するということは、これら成分も一緒に凝縮することになります。
◇ 圧縮ヒノキ材の特筆すべき点は、180℃での熱処理を行うことによって、木質に含まれる成分(ヘミセルロースとリグニン)が解重合し、新たに化学物質(フェロノール化合物とフルフラール等)を成形することです。これら物質には、大変高い抗菌作用を有しています。

ですので、ヒノキ材を圧縮することは、優れた抗菌性を生み出すのです。


耐久性、強度
◇ 圧縮は、「室温が130℃のミストサウナで汗だくになってフヤケタ木材」というイメージで、時間をかけてプレスします。圧縮過程において、木材内部にある菌類が好きな糖分の一部が、木口から排出されます。ですので、木を腐らす腐朽菌などが栄養とする糖分量が少なく、かつ圧縮で木材の細胞内の隙間が小さくなって菌の侵入がしづらくなります。
◇ 腐朽菌などが侵入し難いい体質に改善された圧縮ヒノキ材は、耐久性が向上します。そして、圧縮により内部の細胞が詰まり、強度が増して、水に対してもさらに強くなります。​ですので、ヒノキ材を圧縮することは、優れた抗菌性を生み出すのです。

香りと光沢
◇ 木の香りは、揮発性のテルペン類の匂いであり、木の乾燥過程や湿度調整の際に、成分が蒸発して私達は木の香りを感じます。
◇  木は、前述の抗菌性、防虫性などを有する様々な精油成分を含んでいます。木が乾燥していけば、これら有用な精油成分も少しずつ蒸発していきます。圧縮工程が最高180℃のミストサウナで行われるため、これら樹液成分は蒸発することなく、封じ込められた状態でヒノキ材の内部に凝縮されます。
◇◇このことから、香りも豊潤です。そして、熱処理によって、マイルドな香りとなります。
◇ さらに、凝縮された樹液成分の一部は、材の表面に滲み出してくるので、表面も磨くだけでツヤ出し効果となって光沢感が出てきます。磨き上げだけで、ツルツル輝きます。